施工事例:上尾市で寺院の庭づくり(防除兼作庭)|行田市・熊谷市の植木屋【三村庭苑】
2026.01.27更新
こんにちは。埼玉県行田市、熊谷市、東松山市を中心に、お庭の手入れや造園工事を行っている植木屋、三村庭苑の三村です。
今回は、上尾市にあるお寺様よりご依頼をいただき、本堂前の緑地帯を改修し、雑草の予防と造園を兼ねた「防除兼作庭(ぼうじょ けん さくてい)」の事例をご紹介します。
「せっかくの牡丹や芍薬が雑草に埋もれてしまう」というお悩みを解決しつつ、お寺の格式に合う落ち着いたお庭へと生まれ変わりました。
雑草対策とお庭の景観づくりを同時に行いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
お客様からのご相談と作業内容
作業に入らせていただいたのは、2025年6月。場所は上尾市内のお寺様の本堂前です。
現場の状況:雑草に埋もれてしまった牡丹と芍薬
現地を拝見すると、そこには本来、美しい牡丹(ボタン)や芍薬(シャクヤク)が植栽されていました。
しかし、雑草の勢いが強く、せっかくの株が草に覆われてしまい、ほとんど見えなくなっている状態でした。
毎年、除草作業を余儀なくされており、景観が損なわれるだけでなく、維持管理が大きな負担となっているご様子でした。
施工のポイント:防草シートと砂利で管理を楽に
そこで、単に草を取るだけでなく、今後の「防除(草を生えにくくすること)」と、景観を整える「作庭」を同時に行う「防除兼作庭」をご提案しました。
具体的な作業内容は以下の通りです。
- 除草作業(徹底的な草取り)
- 外周の土留め設置(白御影の縁石を使用)
- 仕切りの設置(金閣寺垣)
- 正面入り口の階段造成(白御影の敷石)
- 西側の門・アクセント作成(富士ボク石)
- 防草シートの敷設
- 化粧砂利の敷き均し(錆御影)
施工において一番大切にしたのは「派手になりすぎないこと」です。
主役はあくまで牡丹と芍薬ですので、それらを引き立てつつ、本堂や既存の景観に自然と馴染むよう、慎重に手を入れていきました。
寺院境内のビフォーアフター|厳かな和の空間へ
施工前と施工後の変化をご覧ください。
雑草対策と造園工事を組み合わせることで、ここまで印象が変わります。
施工前:雑草が茂り、牡丹・芍薬が埋もれた状態
- 雑草が激しく繁茂し、地面が見えない
- 牡丹や芍薬の株がどこにあるか判別しづらい
- 湿気がこもりやすく、植物にとっても過酷な環境
写真をご覧いただくとわかるように、植物の勢いに負けてしまい、全体が緑一色で覆われていました。
これでは手入れのために足を踏み入れるのも一苦労ですし、お寺ならではの厳かな雰囲気が損なわれてしまいます。
さらに、これだけ草に覆われて日当たりが悪くなると、牡丹や芍薬の株そのものが弱ってしまう心配もありました。
施工後:白御影と竹垣が映える美しい庭園
- 雑草が一掃され、牡丹や芍薬が健康に育つ環境へ
- 錆御影(さびみかげ)の砂利が落ち着いた和の趣を演出
- 白御影の敷石や金閣寺垣が、空間を引き締めるアクセントに
いかがでしょうか。鬱蒼としていた場所が、すっきりと見通しの良い庭園になりました。
写真中央に並ぶのが牡丹、その外側には芍薬が配置されています。
施工時は花の時期を過ぎていましたが、こうして株元に日や風が通るようになることで、来春はより見事な花を咲かせてくれるはずです。
敷き詰めた錆御影の砂利は、雨に濡れるとまた違った表情を見せてくれるので、雨の日でも風情を楽しめます。
作業後、ご住職様や檀家様からもお褒めの言葉をいただき、職人として大変励みになりました。
雑草対策と庭づくり(作庭)について
今回実施した「防除兼作庭」について、少し詳しく解説させていただきます。
「防除」という言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんが、字の通り「防いで、除く」ことを意味します。
単に生えている草を刈る「除草」とは違い、これから草が生えてこないように「予防」する処置まで含めた作業のことです。
今回はこの「防除」と、お庭を美しく整える「作庭」をセットで行うことで、見た目の美しさと機能性を両立させました。
牡丹・芍薬を引き立てる「和の植栽」
お庭づくりにおいて、特に和風の庭では「引き算」の考え方がとても大切です。
あれもこれもと詰め込むのではなく、今回のように「牡丹と芍薬を見せたい」という目的がはっきりしている場合は、それ以外の要素をシンプルにまとめることが重要になります。
背景となる地面を砂利で整えて「余白」を作ることで、花の色や葉の緑がより鮮やかに浮き上がって見えるようになります。
プロの技術:砂利と石材でメリハリをつける
今回は、数種類の石材を使い分けて空間にリズムを作っています。
外周には「白御影(しろみかげ)」の縁石を回して土留めとし、キリッとした境界線を作りました。
また、西側には「富士ボク石」を使って門を組み、視線のポイントを作っています。
そして、空間を仕切る「金閣寺垣(きんかくじがき)」は、高さが低めなので圧迫感がなく、上品な和の雰囲気を添えてくれるのが特徴です。
こうした自然素材を組み合わせることで、人工的な冷たさを消し、歴史ある建物との調和を図ることができます。
施工後のメリット:草むしり不要で美観を維持
一番のメリットは、やはり「管理の手間」が劇的に減ることです。
防草シートを下に敷き込み、その上に砂利を敷いているため、土の表面に日光が届かず、雑草の発芽を抑えることができます。
もし種が飛んできて生えたとしても、根が土深くまで張れないので、指でつまんでスルッと簡単に抜くことができます。
毎年の重労働だった草むしりから解放され、空いた時間で牡丹や芍薬の花殻摘みなど、楽しい手入れに時間を割けるようになるのは、お庭を持つ方にとって大きな喜びではないでしょうか。
行田市で剪定・造園なら三村庭苑へ
私たち三村庭苑は、埼玉県行田市や熊谷市、東松山市を中心に、地域に根差した活動を行っている植木屋です。
お客様の「こうしたい」という想いを第一に考え、作業に入る前には必ず内容を丁寧に説明することを大切にしています。
お見積もりから施工、アフターフォローまで、同じ職人が責任を持って対応しますので、途中で話が食い違うといった心配もありません。
見積もり確定後の追加請求は一切行いません。万が一、変更が必要な場合は必ず事前にご相談しますので、安心してお任せください。
お寺様の景観を守る丁寧な仕事
今回のような寺院や神社の施工では、特に「場の空気」を壊さないことを意識しています。
歴史ある建物の景観を損なわないよう、使用する石の色味や竹垣のデザイン一つひとつにこだわり、長く愛される庭づくりを心がけています。
もちろん、個人邸のお庭でもその想いは変わりません。お客様の暮らしに寄り添ったご提案をさせていただきます。
このようなお悩みはありませんか?
- 毎年、庭の草むしりに追われて疲れてしまう
- 庭木が大きくなりすぎて、自分では手におえない
- 和風の庭を作りたいけれど、どこに頼めばいいかわからない
- お寺や神社の参道、境内の管理を任せたい
もし一つでも当てはまることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
「予算内でなんとかしたい」「今の庭木を残してリフォームしたい」といったご要望にも、柔軟に対応させていただきます。
まとめ
今回は、上尾市のお寺様で行った防除兼作庭の事例をご紹介しました。
雑草に悩まされていた場所が、手入れのしやすい美しい庭園へと変わることで、そこを訪れる人の心も晴れやかになります。
お庭は、手を入れれば必ず応えてくれます。
「ちょっと話だけ聞いてみたい」という場合でも構いませんので、お気軽にお声がけください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。